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2017年7月31日月曜日

「涼温な家」「SA-SHEの家」のデメリットPart1 高気密住宅を建設予定なら事前に知っておいたほうが良い事実!

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涼温な家にトラブル発生!

現在住んでいる「涼温な家」大きな不満ありません
家族4人、新居で明るく元気に過ごしています。

それでも、気づくことはあるんです。
やっぱり。

大したことではなくても、良い面ばかりでなく
気になる点や、注意しておくこと、
さらにはデメリットまで書き残しておきたいなと思っています。

今回はそのPart1です。


「換気扇」の選択には気をつけろ!

入居してすぐのある日、
お風呂から上がってホールに向かうと
どこからともなく音が聞こえるんです。


「ぴーーーーー」


ビルの入り口や公共施設の通路に流れる不快な音と同じような

「ぴーーーーー」という音

どうやら娘が使う予定の子ども部屋から聞こえます。

センターダクトの異常な音かと耳をそばだてますが、音はそちらではないようです。

排気口の方か疑い、椅子に上って調べますが聞こえません。

予備用のエアコン設置場所かと思いましたが、こちらでもありません。

最後に窓。子ども部屋にはベランダに通じる大きな引き違い窓と小窓があります。
耳を近づけます。大きな窓の方からするような気がしますが、反響をしていて、ここから聞こえるという1点が分かりません。

窓を開けると音は消えました。

小窓を少し開けても音は消えました。

つまり、高気密から低気密に変えると音は消えるのです。

そこまでは分かったのですが、そこから先が分かりませんでした。


プロである建設会社に見てもらう!!

連絡をしたら、すぐに確認をしてくれました。

これが、地元であるうれしいところです♪

そして、原因を探っていただきました。

しかし、その日は音がしませんでした。

午前中だったからでしょうか。音はいつも夕方鳴ります

すると、社長さんが

「換気扇つけられますか?!」

と。

私は急いで、キッチンにある換気扇をつけました。

・・・しかし、音は鳴らない。鳴らないのです。

このままでは、私が嘘を言ってるみたいじゃない!!

っと焦っていると、社長さんが申し訳なさそうに

「もう一度、今度は浴室の換気扇をつけてもらえませんか?!」

と。
☝風呂場の換気扇 この子は排気しかできません。

我が家には涼温換気以外に換気扇が2つあります。キッチンとお風呂場です。トイレには換気扇はなく、センターダクトを通る涼温換気の排気口を設置しています。

☝トイレは全て涼温換気の計画された換気になっています。本当に困ったら便座の消臭機能ですかね(笑)
スイッチを押すと、

「ぴーーーーーーー」っと

あの音が。

なぜだかほっとしました。

私が嘘つきじゃないことが証明されて(笑)


原因が解明された!この子が原因だった!!



原因は浴室の換気扇!


音の発生場所は子ども部屋の大きな窓サッシ

 
涼温な家が高気密ゆえに起こったことだと建設会社の社長さんは説明してくれました。


つまりは、いつもは熱交換換気システムによって計画的に一定の空気量を換気しています。

その時、同時に別の換気扇、うちでいう風呂場の換気扇を使用するとその場から空気が排出されます。排出された分、どこかから室内に空気を入れることになります。

しかし、気密が高いため、空気の入れる隙間はごくわずかです。換気口も機械換気によって制御されているため、空気を必要以上に入れることはできません。

そこで、家の中にある比較的大きな窓で、たぶん数値上我が家の中では大きな隙間を持つ子ども部屋の引き違い窓からわずかに空気が入ってきているとのことでした。

さらに、その隙間が小さいために、口笛を吹くかのごとく音が鳴ってしまったとのこと。

説明を受けて、分からないことが分かった安心感でほっとしました。

よかった、よかった・・・


???


いや、良くないでしょ。これって、建設会社さん、想定してなかったの?!

ちょっと、不信感。。。

結局どうしたらよいのだろうか?!


この音、どうしたらよいのよ。

と相談したら、


やはりまだ涼温な家の建築数が少なく、想定していなかったことを素直に教えてくれました。

さらに、キッチンの換気扇は吸気と排気を同時に行う、吸排式ですが、

浴室に設置すると、浴室内の温度が下がるほか、換気能力も低くお勧めできないとのこと。

ということで浴室の換気は、

①網戸付きの小窓があるので、少し開け、浴室の扉は閉め、換気扇を回す。

②少し経ったら、もしくは最後の人が出たら、窓を閉め、扉は全開にし、脱衣所にある涼温換気で換気する

とのこと。

う~ん、納得したような、しないような。

これだと、入浴中に換気したい場合は、窓を開けなきゃ、子ども部屋の音が響くことになるんだよね。

ということで結局我が家では


~我が家の場合~

子ども部屋を使用していないとき
・気にせず、換気扇を使う

子ども部屋使用中
・換気扇はつけつつ
キッチンの勝手口の窓を少し開ける

娘が来年小学生なんだよな~
ぴーーーーーーー
って音に苛立ったらどうしましょうか・・・
う~ん。悩みます。

高気密な家って換気が管理されてていいなって思っていたけど、
この一件を機に、勉強しながらのお付き合いだなと思いました。

これから高気密高断熱住宅を予定されている方、ぜひ参考にしてみてください。

また、もし我が家と同じような状況で、良い解決方法があれば教えてください。うちは、まだ解決してないよね。これって(笑)

4 件のコメント:

  1. 初めまして^^
    大変参考になる記事でした。

    我が家も高気密を目指しているのですが、唯一24時間換気と関係ない換気扇を設置予定なのが浴室です(^^;
    設計士さんに聞いたら「気にする程の換気量じゃないですよ」との事でしたが、この記事を見て計画を再考しようと思います。
    着工してるので間に合えばですが(笑

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    返信
    1. 初めまして!
      お読みいただき、ありがとうございます。
      これからお家を建てるんですね。羨ましいです。

      偶々うちは異音が出てしまったようですが、同じ建設会社の同じ仕様の他の家は出ていないようです。機密の問題なので、家の形や換気計画にも左右されるんだと思います。

      また、気づいたことがあれば記事にしていきます。
      どうぞ、よろしくお願いします。

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  2. とても興味深く読ませていただきました。

    つまり、子供部屋の窓から空気が漏れているという事ですよね。
    これは施行ミスということなんですかねー?
    これくらいは当たり前のことなんでしょうか。。。

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    1. ある意味では施工ミスも考えられます。
      ただし、気密事態は高い数値を残しているので、
      どこまでをミスというか難しいところです。
      例えば、もし大きく窓の施工に問題があれば
      空気はダダ漏れなわけで異音はしないことになります。
      気密を高めれば高めるほど、
      計画外の排気はこのようなリスクがあると思います。

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