ぽちっとお願いします
基礎の1回打ち?!2回打ち?!
地盤改良工事が終わると、いよいよ本格的に建設工事が始まります。
☝撮影日がバグってますが、2015年9月です!! |
家をててるぞっと嬉しくなるのです。
まずは、基礎工事からです。我が家は、地盤調査の結果、ベタ基礎です。
普通の基礎工事なら、という言い方もいやらしいですが、
やや地味なテンションでスタートしそうですが、
我が家「涼温な家」の基礎は少数派の作業過程を取り入れているため、私たちが作業に興味津々。埼玉からわざわざ見に行ってしまいました。
そして、その少数派の工程とは
基礎の1回打ち!!
通常の多くの戸建て住宅が採用しているのは
基礎の2回打ちです。
違いは・・・回数です(笑)
なんて言っても、説明になりませんね。
☝根伐り |
住宅で最も重要なのは基礎だと思います。
しっかりした地面としっかりとした建物をつなぐ役割で、この基礎の強度が弱かったり、傾いたり、施工が不十分だと住宅そのものの価値がなくなります。
☝砕石をまきます |
そして、現在の戸建ての多くは基礎工事の際、型枠を作り、鉄筋を配置した後、まずは1回目として地面と接している床面を固めます。そして、床面が完成した後に、2回目として立ち上がりの部分を施工します。
☝基礎断熱と鉄筋を配置しています |
これを、基礎の2回打ちといいます。
一方で我が家が採用したのは、床面と立ち上がりの部分を、鉄筋を配置し、型枠を作ったら、1回でコンクリートを流し込み基礎を完成させてしまいます。
これを、基礎の1回打ちといいます。
☝コンクリートを硬くしめるための水養生 |
基礎の1回打ちのメリット
1回打ちのメリットは私は2つあると考えます。
1つは基礎の強度です。鉄筋が入っているとはいえ、床面と立ち上がりを組み合わせて作ったものと、すべてがつながったものでは、地震の時に仮に亀裂や破損があったとしても、その様子は変わってくると思います。
もう1つは、隙間がないことです。基礎は家の土台というだけでなく、中に作られた空間は、柱や住宅の床面と接する重要な空間です。江東区は土地が低く、昔から水害が多かった地域です。ただ、その教訓を生かし、治水が発展し、現在は大きな水害に見舞われることがなくなっています。それでも、いつ水害が起こるかは予想がつきません。
ある友達の家は建売で、2回打ちのベタ基礎でした。山間部でしたが、川が近く、大雨で家の周りが深さ30センチほどの池になってしまったそうです。その中で、彼女の家は床下浸水しました。基礎の高さより低い水でも、基礎の中に水が侵入してきたのです。
侵入経路は床面と立ち上がりのつなぎ目でした。
どこにでも起こることではありませんが、どこで起こるかもわからない現在の異常気象。つなぎ目のない基礎は床下の空間を守る意味でも大切だと思います。
また、「涼温な家」は基礎も断熱をし、基礎空間を温度、湿度管理します。その時に気密を高める意味でも、基礎の1回打ちは大切になります。
基礎の1回打ちのデメリットと基礎工事費を公開!
ちなみに基礎の1回打ちにもデメリットがあります。
それは、技術がいる工程で、難しいということです。 コンクリートを流し込む型枠が、外側は地面に固定できるのですが、内側は底面と接するため型枠は空中に浮かせて固定する必要があり難しいそうです。
さらに費用も高いとのこと。
通常の基礎工事代は分かりませんが、
我が家「涼温な家」の基礎工事代は
200万円でした。
ちなみに、使用するコンクリートにも注意が必要です。
・配合や強度の確認
・その後の圧縮状況 など
☝現場でのコンクリート検査 |
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