2017年7月23日日曜日

セットバックは損なのか?!施工写真から考える。

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家を建築するには、幅4m以上の道路が必要?!

私たちの我が家「涼温な家」は西側に1車線歩道付きの道路、北と南に一軒家、そして東が狭い路地に接しています。

もともと、我が家は夫の祖父母の自宅があった土地であり、話を聞くと、東側は小さな庭と神様を祀る鳥居のあったとのことです。

☝左が幅80cmの道路 右が我が家「涼温な家」
祭りの日には、太鼓をたたき、その小さなスペースに子どもが集まり、お菓子を配ったりしていたとか、けっこう思い入れのある土地なのです。




現在、その土地の所有者は義理の両親になります。
私たちは、その土地に家を建てさせてもらい、住まわせてもらっています。

さて、そんな思いのある土地を小さくしなければならないというお話です。


うちの裏道、幅90㎝の東側の道は狭いですが、裏に立ち並ぶ民家の唯一の生活道路になっています。昔、自動車が一般的な存在ではなかった時を基準に整備されたものが多く、このような道は都内至る所にあります。


ところで、家を建築するには、幅4m以上の道路に2m以上接する敷地でなければならないことを知っていますか?!



そして、幅4mに満たない道路は、両側の家が道路の中心から後退して、幅4mの道路を作ることで家を建てることができます。

これを
「セットバック」
といいます。


うちは表の道路が4m以上ありますが、裏道は幅90cm程度のため、110cmほどセットバックをしなければなりません。

セットバックの方法はいくつかあり、自治体によっても違いがあります。

ちなみに、江東区に土地の買い取り制度はなく、セットバックし後退する土地は、寄付をするか所有権は持ち続け、道路として使えるよう、建造物は建てず、物は置かないで管理するかの2通りになっています。


我が家のセットバック!!

そこで、所有者である義理の両親に相談をしました。


両親としては、


家の前の道路が幅4mになるにはまだ長い年月がかかるだろう。
一部だけぽっかりと下がった土地を自由に使用されては困るかもしれないので、寄付せず、道路として活用できるようにする。


という結論を出しました。


☝勝手口の階段もセットバックした土地には向いていません。

☝境界も分かりやすいように施工してもらいました!
密集した土地柄。もともと、光を取り込むには、建物に余裕を持たせたかったので、異論なく、セットバックの方法が決まりました。

境界線を示し、ブロック塀なども立てていません。


結果として、スペースが生まれたことで、子どもたちがちょっと遊んだり、奥さんの立ち話スペースになったり、祭りの神輿で休憩所に出すものをおいて置いたり、地域に活用されるコミュニティーの場になりました。


土地を寄付しないことで、両親は道路に提供した分の固定資産税を払うことになります。
また、建蔽率や容積率を考えるときに計算される土地に入らないため、家の自由度は狭まります。


しかし、長い目で見れば、緊急車両が通れる道路は必要でしょうし、今はこじんまりとしたスペースが良い意味で地域のコミュニティーにもなっています

セットバックをすること自体は、活用できる土地が減り嫌な気持ちになりますが、前向きにとらえていこうと思います。


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