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2018年9月13日木曜日

【全館空調】住人だからあえて指摘する『涼温な家』の弱点と要望【機械換気】

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秋の涼温な家は・・・

東京にも秋がやってきました。
最高気温は30度を下回り、
最低気温は20度そこそこ。

秋雨前線のため晴れる日が少ないのは
やや残念な毎日ではありますが、
外で過ごすのが気持ちの良い季節となりました。

さて、そんな秋ですが、
涼温な家の中はどうでしょうか。


涼温な家は

外気を家の中に機械で取り込む機械換気です。
取り込むときにはPM2.5対応のフィルターを通すことで
外気の汚れを取ったきれいな空気が屋内へと注がれます。

室温によっては小屋裏にある1台のエアコンを稼働させ
できる限り小屋裏から床下までまっすぐに通した
センターダクトを通して各部屋へスムーズに空気を送り
換気と調温を行います。

できる限り簡単なシステム、
より効率的なシステムで
最高の室内環境を作ってくれる家です。

この家の良さは「空気の質」

涼温な家ではきれいな空気が循環することは
住人としてよく理解しています。

しかし、外が気持ちの良い「秋」を迎えると
涼温な家の弱点と思える点が
生活の中で見え隠れします。

涼温な家に住んでいる人間が
実際に感じる「涼温な家の弱点」をお話しします。


涼温な家の改善ポイントは「風」
朝ドラ「半分青い」では
ちょうど風をテーマに話が進んでいます。

結論から言うと、
「涼温な家」の弱点は風です。


羽なし扇風機のイラスト(風あり)
どういうことかというと、
秋は外の気候がすごく良いです。

すると、いくら外気は汚れているといっても
外に出ると心地よい風が吹き
なんとも幸せな気分になります。

しかし、涼温な家に入ると
温度は外気と同じはずなのに
なぜか空気に重たさを感じます。

少しの時間、この重たさを我慢すると、
徐々に慣れて室内の空気感が
当たり前に感じるのですが、
洗濯物でも取り込もうとベランダに出ると
外の気持ちよさに気づき、思わず窓を開けたくなります。

しかし涼温な家は
外気は汚れているから
フィルターを通してきれいな空気にして
室内に取り込んでいるわけで
窓を開け放つ気にもなれない。

じゃあどうしたらよいのか・・・

やっぱり風が足りないんだと思います。

暑い日でも寒い日でも涼温な家は、
どんなつくりにも負けないほど快適です。
これは住んでいて、間違いないです。

しかし、春と秋の気候が良い日は
涼温な家もエアコンを使わず
家の外と中に温度差という違いがありません。

そして違いは空気がフィルターを通しているかどうかですが
それはよほど落ち着いた生活を送っていないと
感覚としてその場で気が付くことはありません。

それよりも大きな違いは
空気が室内を大きく流れるか否か。

この空気の流れを感じる外では
その状態を気持ちよいと感じます。

しかし涼温な家が通常の換気では
そこまでの空気の流れを感じず
気持ちが良いと実感できません。

もちろん涼温な家の空気が悪いわけではありません。

外ほど気持ちよいと実感できる
空気の動きを感じないのです。

逆に言えば、この空気の動きを
涼温換気だけで感じることができれば
冬、夏の快適性を凌ぐほど
春、秋の快適性が格段に上がるのではないかと思います。

涼温な家のさらなるグレードアップとして
単なる換気としての空気の流れではなく
全館が心地の良いそよ風を感じる、
もしくは風の流れを自在に変化させられる、
そんな素敵な家をこれからも作り続けていただけたら
涼温な家のユーザーとして嬉しいなと思います。

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