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旅行前にエアコン消しますか?!
※追記(2017.8.10)
今年の旅行前のリベンジ記事はこちらに
昨年のちょうど今頃!
暑さの厳しい8月上旬、我が家では恒例の家族旅行に2泊3日で行きました。
今年は避暑地である軽井沢。
なるべく渋滞に巻き込まれないように、朝早く出かけることにしました。
涼温な家から行く初めての旅行・・・
なんて、朝のバタバタから誰も心にもとめず。
旅行前には、チケットを確認し、
子どもたちのお手洗いを促し、
家の窓とシャッターを閉めたか確認して、
涼温換気とエアコンは消して
「ポチッ!!!!!!!!」
「ポチッ!!!!!!!!」
想定外の我が家!!
これが不幸の始まりでした。
旅行はすべての行程が予定通りに進み
楽しくお土産も抱えて我が家に帰ってきました。
は~、疲れた。
ゆっくりやすみましょうか。
と、家でのんびりするのを想像してドアを開けると・・・
暑い・・・
夜7時頃帰ってきましたが
暑い、
その日は確かに日中真夏日でしたが、
現在は日も沈んでいます。
なのに家の中は灼熱。
暑い。
暑い!暑い!暑い!
疲れていたのに、
あまりの暑さに家族みんながパニックモード。
旅行鞄を片手に、
主人が涼温換気をすぐに作動させ
エアコンをパワフル全力全快設定でつけます。
そして、我が家のセンターダクトの吸気口に
各々が近づき、一息。
しかし、結局は1台のエアコン。
全力で運転してくれても、家全体を冷やすにはあまりにも非力。
分かった原因! 時すでに遅し!!
やっと、私たちは真夏に旅行などで長い時間、
家を空けるときにやってはいけないことに気づきました。
そう、
換気を止めること!!
エアコンを消すこと!!
エアコンを消すこと!!
涼温な家は、高気密高断熱な家です。
したがって、外の熱は伝わりにくく、中の熱は逃げにくい構造になっています。
普段の生活であれば、日常的に涼温換気とエアコンによって室内の温度は快適に保たれ、外がどんなに暑くなろうとも、家の温度は一定です。
しかし、旅行など長期で家を空けた場合、換気を止めてしまえば室内の空気の流れは一切遮断され、真夏のじりじりとした太陽によって外壁や窓、屋根から徐々に室内温度が高まっていきます。
そして東京の真夏の熱帯夜は我が家の温度を下げてくれません。なぜなら、
高気密高断熱
だから。熱の放出が極端に少ないのです。熱を必要以上にこもらせてしまうのです。
そして、2日目、3日目とじっくりじっくり家は暖められ、とうとう床下の温度も30度を超えていました。
そこに、私たちが帰ってきたのでした。
涼温な家だからこその悩み
涼温な家には、もう一つジレンマが生まれます。
暑い状況を脱するために、家の窓を全開にするかどうか!
家の吸気口は1か所、すべてがフィルターを通した空気で循環している涼温な家。
ここで、窓を開ければ、フィルターを通していない空気が室内を駆け巡ることになります。
それでも、室内なら掃除をすればよいですが、排気のダクトが汚れるのは何となく嫌なんです。
たぶん、ここまで気にする必要はないのでしょうが、自分がいざ涼温な家の住人になってしまうと、できる限りは外気を直接取り込みたくはないという気持ちになってしまうんです。
そして、とうとう家が冷えてくれるまで3時間程度、汗をかきかき家族みんなで耐えしのぎました。
改めて考える高気密高断熱な家。
高気密高断熱な家は、
夏涼しく、冬暖かい
のではなく
室内の温度変化をできる限り遅らせる
ことができる家だということを、改めて認識させられました。
そうはいっても普段は快適なのが当たりまえ。
夏、うちは涼しい!冬は暖かい!!
なんて調子に乗っていたんです。
でも、よく考えれば当たり前なこと。
高気密、高断熱なんですから・・・
ということで、一度室内が暖まってしまえば、
すべての空気を入れ替えるか、
冷やしなおすしかないということ。
だから3時間もかかってしまいました・・・。
これが、真冬であれば、ある程度の寒さでも、
自分たちの着るものなどでしのげたでしょう。
しかし、真夏はダメです。
じっとしていられない暑さでした。
あれは、もう二度と経験したくないなと思いました。
そもそも今までは賃貸住宅。
すべてを消し、切り、出かけるのが当たり前。
その習慣が抜けていませんでした。
ただのおバカさんですが、
それでも始めのうちは
旅行中は24時間換気消すの?!
エアコン切るよね?!
なんて考えます。
うちも、今年は昨年の反省をいかし、
夏休みの旅行をしようと思います。
これも勉強ですね。
お子さんがいる家庭は
まだまだ夏休み!
これから旅行に行かれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
高断熱高気密の住宅の方
涼温な家の方
ぜひ出かける前に
帰ってきたときの室内を想像して
対策を取ってから出かけましょう。
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