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2018年1月17日水曜日

【わが家のこだわり】雨漏りを防ぐ特殊な屋根の作り方【涼温な家】

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雨からわが家を守るルーフィング♪

本日、東京は久々に冷たい雨となりました。

小屋裏に行くと雨音が聞こえるかなと思いましたが
まったく音がしません。

わが家の屋根は、と特別に言うほどでもないですが
地元の建築会社さんがこだわっていることがあります。

それが、ルーフィングというものです。

涼温な家に住んで、そろそろ2年。

家のデータを整理していると
たくさんの写真が出てきました。 

その中には、屋根の建築の様子
ルーフィングの写真もあったので
ご紹介します。



見たことありますか?大切なルーフィング!!

ルーフィングとはこれです。


そう、屋根材の下に敷く防水シートです。

屋根は瓦やトタンなどの屋根材で
まず雨の侵入を防ぎます。
しかし、それだけであると
どうしても隙間から雨漏りが起きます。

そこで、屋根材をつける前に
雨を通さないシート
ルーフィングを屋根一面に貼ります。

こうすることで、
例えば普段の雨では問題のない屋根材でも
大雨で雨が侵入した場合、
このルーフィングが雨から守ってくれることになります。


ルーフィングを2枚重ねて施工する理由。

では、わが家「涼温な家」は
どこをこだわっているのか。

実は、多くのお家では
このルーフィングが1枚なのですが、
わが家は2枚使用しています。
2枚重ねといったほうが正しいかもしれません。

これは、他の建築をされた方にも
お聞きをしたのですが
普通のお宅では行っていないことらしいです。

言い方が悪いと、無駄なこと・・・
ルーフィングを2枚重ねなんかしなくてもいい
なんて言われたりまでします。

しかし、わが家を建てた建築会社さんは
必要性があると自信を持っており
この施工にこだわっています。

その理由は、とにかく家の長期的な維持管理には
水の侵入を防ぐことは
何よりも大切なことだという信念があるからです。

そして、その水の侵入を防ぐには
屋根を無駄と言われるくらい防水加工すること
そして、丁寧に防水加工した上で、
きちんとメンテナンスを継続して
なおかつ簡単に行えることと考えています。

その方法として、ルーフィングの2重施工があるのです。

ルーフィングにはいくつか種類があります。
わが家も2層目のルーフィングは
1層目よりも耐久性能の高い
改質アスファルトルーフィングを使用しています。

しかし、それよりも何よりも
ルーフィングを2重にすることが
涼温な家を長持ちさせるために大切です。


涼温な家の屋根作りをご紹介♪

建売のお家では、まず自分のお家のルーフィングを
見ることはないと思います。

建てている現場でも、
足場に上らないとなかなか見られません。

なので、一応写真にて屋根作りをご紹介♪

①建て方にて、屋根を作っていきます。
 (写真の日付は間違っちゃってますが気にしないでw)


②垂木をつけて、さらに屋根らしく。


③野地板を貼り付けて
④1枚目のルーフィング

多くのお家はこの上に屋根材を貼り付けますが・・・
⑤断熱材厚さ80cm(50cm+30cm)を貼りつけ
 気密テープでしっかりと隙間をなくし
⑥空気を通すための垂木をつけて


⑦さらにこの上に野地板を貼り付けます。 




そして・・・


これが珍しい2枚目のルーフィング♪

⑧2枚目のルーフィングの貼り付け


⑨この上に、屋根材であるアスファルトシングル(砂付ガラス繊維混入アスファルト系シート)を施工し、屋根が完成です。



知ることが何よりも大切!

家づくりを始めたころ
私は屋根材ばかりに気を取られていました。

しかし、建築会社さんにこのルーフィングのことを 
教えてもらい、初めてその重要性に気づきました。

涼温な家は現在、割高な住宅です。
しかし、室内環境は最高です。

この最高な空間は新築の時だけ
あればいいのではありません。

数十年、心地よい室内を望んで新築したのです。

その為には、家をメンテナンスすることが大切です。
しかし、その家がどのような形で、
どのように作られたか全く分からない人に
本当にメンテナンスができるでしょうか? 

私は、幸せなマイホーム生活を
長く続けていくためにも
家のことを知ることは大切だと思います。

今回はルーフィングという
普段見えない家の箇所を取り上げました。

もう一度、皆さんに問いかけます。
あなたはお家のこと知っていますか??

1 件のコメント:

  1. これ、上側のシートを雨が抜けたら、天井の断熱材はカビだらけになりませんでしょうか?

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